この記事はこのような悩みのある方におすすめです。
- 仕事を手伝ってもらいたいが、頼むのが苦手
- 自分の仕事が忙しいのに、頼みごとを断れない
私は新入社員から現在まで10年以上働いてきており、その間様々な依頼をこなしてきました。勿論失敗もしてきましたが心理学で対処法を学び、解決できた経験があります。
誰しも仕事なので依頼しないといけない場面や、大事な用事がある為、断らなければいけない場面が必ずあるはずです。今回はそういった時に相手の気分を損なわず、上手に対処する方法をご紹介致します。
・まずは土台作り。日頃の行動を見つめ直そう!
・上手な頼り方と、フォローの方法について解説します
・心象良く断る方法を解説します
この記事を読み終える事で『上手な頼り方』『上手な断り方』の対処法が身に付きます!
あなたは大丈夫?まずは日頃の行動を見つめ直そう!
あなたの会社の中で、この人に仕事を頼まれても嫌な気持ちにならない、むしろ『お任せください!』という気持ちになるタイプの人と、この人に仕事を頼まれてもあまりやる気にならないタイプの人っていませんか?
私も新入社員の頃に経験あるのですが、先輩社員と仕事の考え方で対立し、それが原因であまり関係が良くない時期がありました。(今は仲良くやっています!)その時はこちらが仕事の依頼をしても後回しにされたり、何かしら理由を付けて断ってきます。逆に私も先輩社員からの仕事の依頼があっても、渋々受けている状態でした。
今思うと仕事の考え方で対立した時の私の反論の仕方が、先輩のプライドを傷つけたのかもしれません。またその後の私の態度が良くなかったと思います。
例えば廊下であった際もあいさつをしない。目を合わさない。仕事以外であまり話すことはないなど・・・今考えれば社会人としても最悪ですよね。
こういったよくない関係が続くと、”頼みたくても頼めない、断りたくても断れない”状態になってしまいます。
何がお伝えしたいかというと、日頃の行動は先の未来に繋がっているということです。
周囲の社員と廊下で会ったら、自分から挨拶をする。たまには仕事以外の話もしてみる。目が合ったら微笑む、または軽い会釈など。
日頃からコミュニケーションを取って、周囲の仲間と良好な関係を築くことが”頼む、断る”の第一歩となります。
上手な頼り方と、その後のフォローについて解説します

仕事をお願いするときは、その人にお願いしても大丈夫か?忙しくないか?など空気を読むことも大事ですよね。ここでは心理学を使った頼り方を解説していきます。
ドア・イン・ザ・フェイスを使って頼ってみよう!
あなたは下記のような社員がいたらどちらに頼みごとをしますか?
誰でも”ウキウキ女子”に頼みますよね?心理学ではこのようにテンションが上がっている人、もしくは何か罪悪感を持っている人に頼みごとをすると引き受けてくれやすい事がわかっています。
続いては”罪悪感をもっている人は、頼みごとを聞いてもらいやすい”を利用したテクニックである”ドア・イン・ザ・フェイス”を解説します。
このように最初は難しい頼みごとを要求し、その後に簡単な頼みごとをしたら受け入れてくれます。最初断った”罪悪感”から、次の要求を断りにくくなるという人間の心理を利用したテクニックです。
また”何か理由をつけて頼みごとをすると、人は受け入れてくれやすい”という心理学テクニックもあります。これは私も含め皆が無意識に使っていると思います。逆に何も理由なしに頼まれても、『自分でやれば?』と思ってしまいますよね。
頼んだ後はラベリング効果で!フォローもしよう!
ここでは私も良く使っているテクニックを紹介します。私は仕事を頼んで、やってもらった後に、『~さんはやっぱり仕事が早いですね』『~さんに私はいつも助けられてます』などと一声かけます。そうするとしてあげた本人は『私は仕事が出来る人間だ!』『私は頼りになる人間なんだ!』と気分が良くなります。この気分が良くなるというのが一種の暗示になります。
しばらくして・・・
既に理解されていると思いますが、頼み女子に”自分は仕事が出来るというラベル”を貼られたことで、頼まれ男子は文句も言わずに仕事を引き受けてくれました。このように”人は他人に貼られた(ラベル=期待)通りの行動をしてしまう”という心理学をラベリング効果と言います。
”人間関係は持ちつ持たれつ”なので手伝ってもらったら、『ありがとうございます!』としっかりお礼をし、『今度何かあったら私が手伝いますので!』としっかりフォローする。結論、これが一番大事なことだと思います。
イエス・バット法で心象良く断ろう!
私は仕事の頼み事は基本的に断らない!と入社時から決めていました。また頼られるのは私を信頼しているからとポジティブに考えておりました。
ある日、同僚に聞いた話に私はびっくりしました。『〇〇さん自分の出来る範囲の仕事をあなたに押し付けてるよ!』それを聞いて私も〇〇さんに問い正しました。そうすると『こっちも□□部長に頼まれてさ、他の人に頼まないと仕事にならないからさ~』これを聞いて私はどちらが本当のことを言っているのかわからなくなり、とても悩んだ時期がありました。
そういった経験から断ることも覚えよう!と学んだ心理学が”イエス・バット法”です。
部下Bが心象良く断ってます。直ぐに断りを入れるのではなく、最初に肯定的な返事を入れることによって、相手も”それじゃしょうがないね~”と受け入れやすくなります。
私もこれを使うことによって、”心象良く!断るときは断る!”ということが出来るようになりました。
まとめ
今回の記事では仕事の上手な頼り方、断り方を私の体験談と心理学を交えて解説しました。
- 日頃の行動は先の未来に繋がっている為、日頃から周囲の仲間とコミュニケーションをとっていくことが大事。
- 頼み事はテンションが上がっている人か罪悪感を持っている人が受けてくれやすい。
- 仕事の依頼はドア・イン・ザ・フェイスか、何か理由をつけて頼んでみよう!
- 仕事をやってくれた後はラベリング効果で一声掛けよう!
- 人間関係は持ちつ持たれつなので仕事をしてくれた人には、フォローを必ずしよう!
- イエス・バット法を使って心象良く断ろう!
仕事だけでなくプライベートでも使える心理学は覚えておくと、とても便利です。
人間関係を円滑にしていくためにも活用して頂ければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!